
自分に合った枕を探すのって難しいですよね。枕が合わないと眠れないので旅行先に自分の枕を持っていく人や、枕が合わずに、何個も試してみたけどどれが合うのか判らないという人もいます。
枕が合わないと体をゆがめたり、眠れなくなる原因になってしまうんです。
枕の歴史は数百万年前といわれています。
枕がなかった時代には腕や手を枕にしていたのかもしれません。その後、石や草を枕にし、生活様式の変化に伴って動物の毛を綿にしたり木製や竹製など世界中でたくさんの枕が誕生しました。
日本で初めて枕が使われたのは定かではありませんが、弥生時代には木の枕を使っていたことが判っています。日本でも床で眠る生活やちょんまげといった髪型によって箱枕という独特の枕が誕生しました。箱枕は硬くて高さがあり、外国の人から見ると「なぜこんな枕を使うの?」と思うかもしれません。しかし、髪型を守るという役割がありましたし、床で眠れる日本人ですから、硬い枕でも平気だったのかもしれません。
今では西洋文化が入ってきて、座布団が発展したような枕を使いますが、日本人がどこでも居眠りができるのは、床生活のなごりのようです。
自分に合った枕を使うと、体のカーブが保たれます。
でも、自分に合わない枕を使うとかえって疲れてしまいます。
枕が高いと、つい横向きのほうが楽で横になって寝てしまいます。枕の形状によって、頭部が高い枕と首の部分が高い枕があります。
頭部が高いと顎を引いた状態に、首が高いと顎を突き出した状態になります。枕が高いと、眠りが浅い・肩こり・頭痛・いびきなどの原因になってしまいます。
バスタオルを敷いて眠るのもいいのですが、頚椎を上手く支えられないので、寝違えや肩こりの原因になってしまいます。
全く枕を使わない場合、頚椎に負担がかかり、むくみ・肩こり・眠りが浅いなどの原因になってしまいます。
口呼吸をするようになって口の中が乾いたり、ほこりを吸い込みます。
枕の素材にはそばがら・パンヤ(綿)・羽根・マルコビーンズなど様々な種類があります。
長く愛用している枕があれば、感触・手入れ・においなどがありますので、好みが分かれると思います。
安価で硬め、ひんやりとした感触で日本人に親しまれているそばがらの枕。
長く使っているとそばがらが割れて花粉が飛び散ります。3年くらいで買い替えするのが良いでしょう。
向いている人…硬い枕が好きな人・価格重視の人・ひんやりした感触が好きな人
安くて軽く、やわらかい感触が人気です。パイプやマルコビーンズ、ひのきチップなどと組み合わされた枕なら硬さも程よく、頭のマッサージ効果も得られます。
ほこりが溜まるとアレルギーの原因になります。アレルギー対応の枕も出ているので探してみてください。
向いている人…やわらかい枕が好きな人・価格重視の人
昔からあるのが、パイプ枕という安価で高さが調節しやすく、通気性の良い枕です。しかしパイプ枕は硬い感触でなじめない人も多いのではないでしょうか。
マルコビーンズは、丸くて肌あたりが良いビーズでパイプ枕のように高さ調節ができたり、丸洗いができます。そばがらやパンヤ・羽根と比べると長持ちします。
向いている人…アレルギーが気になる人・健康に気をつかう人
ポリウレタンを発泡させた素材で、もともとは宇宙飛行士のために開発された素材でした。枕に手を乗せると、ゆっくりと沈みゆっくりと戻ります。この低反発ポリウレタンの感触のとりこになったという声を耳にします。
硬さは軟質・半硬質・硬質の3つに分けられます。体重を分散して受け止めてくれるので、腰枕・マットレス・座布団・クッションなどにも利用されています。
水や湿度に弱いので、風通しの良いところで陰干しをしてお手入れをします。
向いている人…なかなか寝つけない・いびき・肩こりといった症状がある人
枕って、あてる場所や素材、形状によっていろんな種類がありますよね。
その中でも、睡眠のために使われる機能的な枕を紹介します。
抱き枕は寄り添ったり、ぎゅーっと抱きしめて使います。寝相が悪いのを抑えられたり、安心して眠れるようになります。
体に合わせてカーブのついたものや真っ直ぐなタイプもあります。ソファー用として横に使ってみたり、腰や足にあてることもできます。
足を高くして、血の流れを上半身に向け、むくみを取ることで知られている足枕です。頭の枕が合わなくても、足枕を使って少し疲れが軽減したことがあります。
ダイエット目的の人や立ち仕事が多い人に愛用されています。
低反発ポリウレタン=テンピュール枕とされがちですが、普通の低反発では、体重の分散にムラがあります。
テンピュール素材は、高密度でテンピュールそのものが体重に合わせて形を変えてくれて、全体に体重を分散してくれます。抗菌加工もしてあるので、安心して長く使えますよ。
1つの枕があったとして、使う人によって高く感じたり低く感じたりします。
よく安眠枕という名前でいろんな素材の枕が販売されていますが、首の疲れ・肩こり・頭痛といった症状は、枕が合っていないことも考えられます。
1人1人の姿勢に合わせて作るのが枕のオーダーメードです。最近ではインターネットでも取り扱ってくれます。できあがった枕が合わない場合でも自分で調節できたり、アフターフォローがしてもらえます。自分に合った枕は自分で作る、質の良い睡眠も自分で作るってことですよね。
自分に合った枕の高さを知るには、第7頚椎のサイズを測ることです。自分で測りにくいので、身近な人に手伝ってもらいましょう。
枕を使う人の第七頚椎という場所を探します。首を曲げると、付け根にごりごりとした骨が出てきます。自然に立って、首が一番楽な角度を取ります。絵本を読んだときの体勢とか、柱にぺったりくっついてから自然に離れた状態といわれているので、角度を取るのが難しい人は試してみてください。
第七頚椎に手を垂直合わせ、頚椎と手の間にできた隙間を定規で測ります。
- 自分の好みの硬さやにおいで高さが合っているか。
- 寝返りをうったり横向きに寝ても苦しくないか。
- しっかり頭や首を支えてくれるかどうか。











