体に優しい睡眠法

睡眠不足

睡眠不足は、誰でも1度は経験したことがあるのではないでしょうか?

簡単に治せると思っていても、それが一時的なものから慢性的になるとなかなか治せなくなってしまいます。ですから、睡眠不足になる原因をつきとめて、早いうちから改善していくことが大切なんですね。

睡眠不足になるとどうなるの?

転寝

よく、人は何時間眠らなくても平気かという実験が行われます。一番長い記録では、11日間眠らなかったという記録がありますが、普通の人なら3日間が限界です。無理して起きようとしていると、手足が震えたり幻覚が見えるようになります。

大抵は眠くなったら眠るのですが、、現代人は必ずしも休みたいときに休めるわけではありません。眠気・頭痛・いびき・夜に眠れなくなるなどたくさんの症状がありますが、これらの症状が長く続くと、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなどの病気を発症することもあります。

睡眠不足になる原因

平成12年に行ったある調査で、日本人が眠れない理由が解りました。

男性の場合は仕事・勉強・通勤・通学で40.2%を占め、女性の場合は悩み・ストレスが30.4%を占めました。25〜34歳の間では育児が30.5%となっています。

では、なぜこれらが睡眠不足の原因になるのでしょうか?

緊張状態

仕事などで興奮状態が続き、睡眠不足になることがあります。

「明日この仕事をしなければならない」とか「面白いことを思いついたんだけど、すぐに実行したい」とか、気持ちが昂ぶっている状態です。

ストレス

緊張状態の中でも、精神的に負担になっている場合はストレスが原因になります。

「やりたくないことをどうしてもやらなければならない」とか「誰々にこんなことを言われた」とか、怒り・悲しみ・苦痛などがあります。

カフェイン・薬

コーヒー

カフェインや薬によって睡眠不足になることがあります。

飲用する本人が意識していなくても、何かの病気で飲んでいる薬に、睡眠不足を引き起こす成分が含まれていることもあります。


環境

温度や湿度といった睡眠のための部屋の環境が整っていないこともありますが、シフト勤務や育児で手が離せないなど、どうしても避けられない労働の環境が原因の場合もあります。

内科・精神科の疾病

何か大きな環境の変化によって眠れなくなってしまうことがあります。

うつ病やパニック障害など疾病があることもあります。病気ではないけれど何となく倦怠感がある、というのも睡眠不足の原因になります。

その他

高齢者の老化現象や海外旅行での時差ぼけ、昼寝の取りすぎなど、病気としては扱われない原因の場合もあります。

睡眠不足になりやすい人って?

睡眠不足の原因には性格・生理的・環境・薬によるもの・病気によるものなどが考えられます。

性格なら悩みやすい・神経質・くよくよする人は眠れなくなるほど考え込むでしょうし、生理的には高齢者は脳の衰えによって眠りが浅くなります。運動量が少なかったり、室内にいる時間が長い生活環境も昼と夜の区別がつきにくいです。

自分でどうにかできる原因を持つ人と、どうにもならない原因を持つ人がいるといえます。どちらにしても、睡眠不足になる原因はなるべく作らないようにしたいですね。

一時的な不眠と慢性的な不眠

精神生理性不眠(神経質性不眠)

精神生理性不眠(神経質性不眠)とは、夜更かしをしたとか不眠症になる原因がないのに、睡眠にこだわりすぎて不眠症になることをいいます。

過去に睡眠不足になったことが原因で睡眠に対して強いこだわりを持つことが考えられます。この不眠症は一時的な不眠症とされ、睡眠の正しい知識を持ち、緊張をほぐすことで眠れることが多いです。

小学生の場合

慢性的に睡眠不足が続くと、不眠症・ナルコレプシー・睡眠時無呼吸症候群など睡眠障害が表れます。

睡眠障害になると、自分ではなかなか治そうと思っても治せないこともあります。仕事量の低下や思わぬミスにもつながるので、治療が必要です。

治療は精神科・神経科・心療内科などで行います。

睡眠不足になるとどんな影響があるの?

脳

睡眠不足が続いた状態では、脳は休むことができません。脳が休めないと情報処理能力が衰え、「過労」という状態になって、命にかかわることもあります。

また、現代っ子は夜型生活で睡眠不足といわれていますが、成長段階の子供が睡眠不足になると骨や筋肉、脳の発達が遅れてしまいます。

睡眠不足解消法

運動

睡眠不足を解消するには、薬で治療する薬物療法や、睡眠環境を整える認知行動療法などがあります。

慢性的な睡眠不足には認知行動療法が効果的とされています。認知行動療法には、カフェインをとり過ぎないとか、適度な運動をするなど、睡眠不足を解消するための工夫がたくさんあります。

普段から眠りやすい環境を作っておくのも大切ですが、こういうときは睡眠不足になりやすいな、と把握しておくのも大切です。睡眠不足になる原因があったら、誰かに相談するとか手を貸してもらうのも良い方法ですよ。

居眠りについて

居眠り

睡眠不足になると、日中どうしても眠気が強くなってしまいます。

会社の中で居眠りはさすがに印象が悪くなりますが、電車やバスで通勤するときやお昼休みに昼寝をするのは全く問題ありません。10〜20分取るだけですっきりするので、通勤時間はもってこいなんですね。

短時間睡眠で有名なナポレオンも居眠りをしていたといいます。日本人はよく居眠りをするといわれていますが、忙しいからこそ、居眠りを上手に取るべきかもしれません。


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